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執筆者の写真エンパシー協会 日本

講演を行いました「発達障がいと共感」

NPO法人心のつばめ会様にて、 エンパシー協会理事長のせっちゃんが講演を行いました。

講演会はすでに終了しています。ありがとうございました。

登壇の様子

参加者は8名でした。

今回は障害の社会モデルという、お話から始めました。

障害を個人の領域に持っていくのではなく、障害は社会の側にあるのではないかと捉えなおすことで、障害はなくせることをお伝えしチェックアウトの感想でも皆さんが目から鱗でしたと言ってくれました。

僕の伝えたいメッセージは一つで、それは障害のあるないに関わらず共感は向けられる、というものです。

発達障害があるからコミュニケーションを変えないといけないということではなく、自分と違う人生を歩んでいるからこそ、遠い価値観を持っているからこそ共感しづらいことがある、ということなんです。 それは上下関係で見る世界観とも違うし、支援をするされるという関係性でもありません。 かわいそうという世界観でもありません。

その人の経験と価値観を尊重することに他ならないのです。 ワークショップの最後にひとつのエピソードを話しました。 ある子どもが、自分の机も自分がいる空間である教室も綺麗に整っていないとむしゃくしゃしてあああーーっと大きな声を出しているのを見ました。 僕自身は、自分の部屋も汚いですし周りがちらかっていても平気な人なので、なぜそんなにイライラしてしまうのか「理解できません」でした。 でも、その子によくよく聞いてみると「集中するとすごく気持ちがいい。周りが散らかっていると集中できない」ということが語られたときに、僕は共感することができました。 「集中したときに気持ちよさを感じる」これは僕も同じだからです。

みんなそれぞれの願いや欲求がある。 それを満たすための手段は多様で、一人ひとり全く違う。 でも、その奥に在る感覚や求めていることは共通で持っているものなんだと。 そういった表層の出来事や手段では共感できなくても奥に在る感覚では共感できる。 その深さをたどっていくことがエンパシーである。

この話をしたときに全員の目がまっすぐに僕の方を射抜いてその先に希望を感じられているように僕には思えました。

来てくださった皆さん、今回行けなかったけど気になっていた、行きたかったと言ってくれた皆さん、この機会を作ってくださったはらやん、本当にありがとうございました。

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